金沢 平寿商店 |
代表 平澤 宜正 |
森川如春庵
赤筒茶碗「天狗岩」(鈍翁銘)
大正15年
口径12.5×高さ11.1㎝
共箱 益田鈍翁甲書
蔵札 無一庵(米万)添状


本碗の顛末は高橋箒庵著『大正茶道記』「塩原観楓会」及び無一庵添状に詳しい。それらに因ると、本碗は大正15年夏頃、中村道年の八事窯にて如春庵が手造りしたもの。その後、益田鈍翁の那須塩原別邸にて大自慢に披露したところ、鈍翁に懇望されて譲渡。如春庵の渾名「天狗」と塩原の渓流箒川に屹立する大岩の名勝「天狗岩」が通ずるところから、鈍翁が銘を染筆した。
尚、鈍翁は「天狗岩」を入手した直後の大正15年10月29日、同別邸にて「塩原観楓茶会」を開催。本碗を濃茶席主茶碗として使用している。
戸澤左近
源懿公御好 蔦大棗
江戸時代後期
径9.7×高さ9.5cm
源懿公(尾張徳川家十二代徳川斉荘)による、菊花・花押染筆
底部に彫銘「天下一左近」


青磁夜学蓋置
明時代
径7.6×高さ6.7㎝
