野々村聴松軒
岐阜市靭屋町21-2
058-266-5250
nonomura@ace.ocn.ne.jp

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碌々斎 作
竹一重切花入 銘 金花山

口径 10.8× 9.4× 高さ36.0cm
共箱


天保8年(1837年)~明治43年(1910年)。表千家11代として、幕末から明治維新の動乱による茶道衰退期を乗り越え、その復興に尽力されました。明治維新によって紀州徳川家の後ろ盾を失った表千家は、政財界の数寄者が多くいた時代の、特に大阪の実業家や美術商らが新たな後ろ盾となり、茶道の復興と発展を支えました。

この花入は、江戸時代から銘竹の産地として特に紀州徳川家に納められていました岐阜の竹を以て作られ、銘も「金花山」と付けられました。



松枝不入 作
無尽不絶茶箱 皆具

10.5× 15.6× 高さ11.0cm
共箱


明和8年(1771年)~嘉永3年(1850年)、尾張藩・多芸郡横曽根村(現在の大垣市横曽根町)生まれ。漆芸家、茶人。松平不昧公の知遇を得、公の所持写を多く製作する。

この茶箱は、不入の代表的な作品のひとつで、古銭を張り込んだ茶箱に、乾漆の茶碗や茶器、振出など皆具一式が組まれたものです。